全世界どこへ行っても男女平等であるべきなのですが、ところによっては宗教上の都合により女性の権利が失われている国があります。
私は宗教が人の権利の上にあることは絶対にあってはならないと考えますので明らかに不平等な事が当たり前に起こっていたのだと感じました。
しかもだいたい不利益を被るのは女性ばかり...
男性の権利をはく奪するようなものって少ないように感じます。
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イスラム教の女性の権利を抑制する厳しい戒律とは?
砂漠と石油の国で知られているサウジアラビアアラビア。
イスラム教の戒律を厳しく守ってきた国ですがイスラム教の中でも特に厳しいワッハーブ派が国教となっています。
子供や女性の権利が抑制されてきました。
例えば
- 目以外を隠す黒い服を着用すること
- 結婚相手は父親などが決める
- レストランでの男性との同席は禁止
- スポーツ観戦も禁止
- 車の運転も禁止
- 就労の制限
イスラム教以外の人から見ると明らかにおかしなルールであるといえましょう。
こんなに禁止事項が多いと日常生活においてもすごく不便だと思いますが。
しかし、この女性の権利について少しずつ変化が出てきたのです。
スポーツ観戦は今年解禁!
サウジアラビアで四年ぶりに行われたプロレス団体 WWE の試合ですが観客席に女性や子供の姿があったのです。
以前はもちろん成人男性しか観戦できませんでした。
車の運転も来月解禁!
車やバイクの運転も解禁されるのです。
メディアで車やバイクの運転をする女性の姿が紹介されていました。
これでどこへ行くときも不便な思いをしなくて済みそうですね。
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ムハンマド皇太子31歳が皇太子に昇格後宗教警察の権限を縮小させ様々な改革を行ってきたため女性の権利が拡大された
ムハンマド皇太子のおかげで女性の地位が回復したのです。
国防から国内経済まで幅広い分野で実権を握っています。
ムハンマド皇太子が行っている改革は女性に対してだけではありません。
先日は映画館の営業も認めました。
サウジアラビアで映画館ができるのは35年ぶりのことです。
日本ではごく当たり前にある映画館が特別なものだったのですね。
サウジアラビアで改革が進む背景とは?
改革を進める背景んは経済の活性化があります。
石油で豊かな国というイメージが強いサウジアラビアですが実質のGDP成長率は原油安とのこともあり決して順調とは言えません。
ですから石油依存からどうにか脱出しようと観光や金融といった新たな産業を育てようとしています。
今までのように女性の権利が抑制されている状態では正直海外の人は理解してくれません。
人権に敏感な海外からの投資を呼び込むことに女性や市民の権利拡大が欠かせません。
石油依存から脱却して新たな産業を発展させるには女性の権利拡大が必要です。
さいごに
このまま女性の権利が順調に正常に回復していけばよいと思います。
そういう事も世界水準に近づけないと世界の企業からの理解を得ることができません。
今後どのようにサウジアラビアが発展していくか見ものですね。
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