接骨院・整骨院は国家資格である柔道整復師が業として骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷を施術する。健康保険を使うことができる。
整体院は特別な資格なしでも開業可能。健康保険が使えない。肩こりや慢性的な腰痛など様々な症状を施術する。
みなさんは普段から身体が痛くなるとよく利用するのはどこですか?
骨が折れたり、出血したりすると病院に行くと思いますが首や肩が痛い、腰が痛い、膝が痛いというものなどは接骨院・整骨院や整体院に行く人が意外と多いものです。
最近では街中のいたるところに接骨院・整骨院や整体院の看板を見かけますよね。
昔ながらの柔道家のような先生が施術を行っているところもあれば、美容を意識したオシャレなところまで色々あります。
しかし、最近気になったことがありまして「接骨院と整骨院と整体院ってあるけど、何が違うの?」ということ。
この違いについて書いていこうと思います。
接骨院と整骨院は実は同じ、整体院は別物だった!?
某接骨院の先生にお話を聞いてみることにしました。
筆者
「接骨院と整体院と整体院の違いについて教えてください。」
先生
「接骨院と整骨院は柔道整復師という国家資格を持った者が骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷に対しての施術を行う場所です。ただし、骨折・脱臼は応急処置に限られており、その後は医師の同意がないと施術を行うことができません。」
筆者
「接骨院も整骨院も同じなんですか?」
先生
「そうですねぇ〜、接骨院と整骨院は漢字は違いますが同じものですね。開業時、施術所名を決める時に好きな方にすればよいのではないでしょうか。近頃は整骨院という名称が多くなってきたように感じます。」
筆者
「そうなんですね。では整体院とはどの様なところなのでしょうか?」
先生
「整体院の開院には特別に許可が必要なわけではなく、知識と技術があれば誰もが開業できます。施術内容は幅広く肩こりや骨盤矯正、中には耳鳴り、自律神経の施術を行うところもあります。治るかどうかは別ですが...」
筆者
「以前、整体院に行ったときに認定書みたいなものが飾ってあったのですが、それは何ですか?」
先生
「実際見たわけではないので、何とも言えませんがおそらく民間資格のものだと思います。国家資格持ちの先生が整体院をやっていれば柔道整復師免許かもしれません。」
筆者
「施術内容が全然違うものなのですね。」
先生
「本来はそうなのてすが、接骨院・接骨院が保険外施術として色々やっていたりするので、ゴチャゴチャになっている感じですね。ちなみに接骨院・整骨院は柔道整復師の業務範囲の施術であれば健康保険が適用できます。」
筆者
「接骨院・整骨院は保険使えるイメージあります。整体院は使えないんですね。」
先生
「整骨院・整骨院でもあくまでも骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷での施術に対して使えるものとなっています。例えば身体が歪んでいるから治したいというようなものは使えません。」
筆者
「確かに何でも使えるというわけにはいきませんからね。」
先生
「だいたいお分かり頂けたでしょうか?」
筆者
「ありがとうございます。」
という流れで詳しく教えてくださいました。
まとめ
接骨院・整骨院と整体院は別物でありながら、似たような業態ととらえられています。
大きな違いは柔道整復師の業務範囲となる施術かということと健康保険が適用できるかどうかということでしょうか。
※接骨院・整骨院といっても全ての施術所が健康保険適用とうわけではありません。