神秘的な森の中から海岸線に出てみるとゴミの山

海岸に向かうとそこには信じられないような光景が広がっています。素晴らしくキレイな砂浜があるのかと思いきや、ゴミの山が広がっているのです。

打ち上げられているのはほとんどが外国語表記の海外から流れ着いた漂着ゴミです。

ところによっては足元はゴミだらけで歩けないような状態になっています。 ペットボトルと発泡スチロールで埋め尽くされています。

「どんだけ海にゴミ捨ててるの?」と目を疑ってしまいます。

発泡スチロールやペットボトルだけではなく危険な漂着ゴミも

発泡スチロールやペットボトルに混じって目につくのが医療廃棄物と思われる容器です。明らかに不法投棄されたものが漂着してきたという感じがします。ゴミ拾いのボランティアの方々にも危険が及ぶ可能性があるので心配されるところですね。

Twitterより引用

漂着ゴミによってどのような影響が出ているの?

漂着ゴミが流れ着いてどのような影響があるかというと国の天然記念物オカヤドカリ貝殻ではなくゴミを背負ってしまっていたり、カメがスポンジに絡まってしまいゴミは取れずハサミで切ってようやく助けた事もあるということです。

マングローブのいたってはゴミが根などを傷つけ呼吸できなくなってしまうそうです。そこからマングローブはどんどん枯れ始め波打ち際から10mほど後退してしまったそうです。

マングローブ林の破壊によって島全体の生態系が破壊されつつあるのです。

ゴミによっては有害な鉛が付着していて生き物が寄り付かなくなっているという被害もあります。

海外では面倒なゴミは海に捨ててもよいというルールでもあるというのでしょうか。憤りを感じずにはいられません。

山のような漂着ゴミにボランティアの方々が悪戦苦闘!

西表エコプロジェクトは月に一度漂着ゴミ回収のボランティアをしています。いくら綺麗にしてもまた2週間ぐらいすると元に戻るとの事です。

Twitterより引用

やはりゴミを捨てないようにしない限り永遠とこの作業が続くと思うと絶望的でもあります。しかしながらこれほど多くの人がこのプロジェクトに参加しているなんて大変すばらしいですよね。

黒潮の影響でゴミが流れてくるということですから、続々と流れてくるゴミに対応が追い付かないとの事です。

ボランティアで行われているのですから参加者には頭が下がるばかりですね。

さいごに

世界遺産登録には住民の約半数が反対しているようです。世界遺産登録というのは観光収入を得たいために他ならない気がします。世界から評価されなくたって十分に素晴らしいと思います  。それでいいんじゃないですか?

おすすめの記事