八ツ橋の仁義なき戦い:井筒八ツ橋本舗VS聖護院八ツ橋総本店

今京都では名物「八ツ橋」を巡って争いが行われています。

争い?

何で八ツ橋で争うことになるの?

と思いますが、そこにはお互いに譲れないものがあったのです。

八ツ橋は京都のお土産品として京都旅行に行ったら必ずと言ってよいほどもらう全国的にも有名なお菓子。

八ツ橋=京都くらいの認識ではないでしょうか。

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創業年を巡って巻き起こる八ツ橋老舗同士の争いとは?

簡単にいうと八ツ橋老舗の「聖護院八ツ橋総本店」が公表する創業年「元禄2(1689)年」というのを間違いだとして「井筒八ツ橋本舗」に訴えられているわけです。

私個人的な嗜好なのですが井筒八ッ橋本舗の「夕子」好きなんですよね。

あの生八ッ橋にあんこが包み込まれて優雅な味わい。

可憐で清楚な美しい女性の心を表現したお菓子だそうです。

私の八ッ橋の好みは置いといて、本題に戻るとしましょう。

第三者からすれば別に八ツ橋の由来には興味があるのかもしれませんが「聖護院八ツ橋総本店」がいつ創業したかなんてのはどうでもよい話なのですが。

井筒八ツ橋本舗にとってはいつも一、二を争う商売敵であるわけで聖護院八ツ橋総本店が

「うちが京都で一番古くから八ツ橋を作っている老舗ですよ〜」

と主張しているのがよほど気に食わなかったのでしょう。

といっても井筒八ツ橋本舗のほうが売上額は高いわけなので、そんな事は放っておいてズッシリとトップに君臨して堂々としていればよいものを当事者間くらいでしか気にならないことをこんなに世間に知らしめてどうしたいのでしょうか。

まだ売上が聖護院八ツ橋総本店の方が上回っているのなら話はわかりますが。

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井筒屋八ツ橋本舗が聖護院八ツ橋総本店に対してどのような訴えを起こしたのか?

井筒八ツ橋本舗は八ッ橋が元禄年間に存在したことを示す文献はなく、起源についての定説も存在しないと指摘したそうですが誰もそんな時代には生きていないわけですから明確にはわからないのは仕方ありません。

おとぎ話的な要素が強いとは思いますが、別にそれでもいいんじゃないですか。

また、

「京都で最初に八ッ橋を創作したと誤解を招く内容で、不正競争防止法に違反する。」と主張していますが、八ツ橋を購入する客からすれば最初にどちらが創作したとしても正直美味しければそれで良いわけなんですよ。

貴方ならどっちを選びますか?

1、八ツ橋を最初に作り始めた店だが、それ以上の創意工夫がなく緩慢な味の店

2、最近オープンしたばかりだが、とにかく評判がよく店内には新商品が目白押しでいつ行っても飽きない店

私だったら2を選ぶでしょうね。

昔はどうあれ今が良ければ満足できるのではないでしょうか?

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さいごに

同じような八ツ橋を売る店でこのような争いが起きてしまうというのは何とも食欲が落ちてしまいそうな話です。

良きライバルとしてお互いを高め合うことはできないものなのでしょうか。

今後の展開が気になるところです。

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