米朝首脳会談が来月行われる予定です。
報道でも取り上げられていて朝鮮半島の平和・非核化に向けての第一歩となるわけです。
しかしながら北朝鮮がそれで決定された事をしっかりと守るのでしょうか。
我が国日本も過去に制裁緩和を条件にさまざまな約束をしてきましたが、すぐにそれを守らなくなるのが北朝鮮なのです。
日本にとっては最大の問題であろう「拉致問題」解決に対しての裏切りとは?
2002年の日朝首脳会談で小泉首相が北朝鮮に降り立ったのは記憶にある方も多いはず。
当時は各テレビ局が一斉にその様子を報道しました。
それだけ注目度が高い出来事だったのです。
まさか日本の総理大臣が北朝鮮に出向くなんて奇跡的な事ですから。
その際金正日総書記が拉致を認め、5人が生存し8人が死亡してることがわかりました。
嘘か誠かだれもがこの結果に疑問を持ったでしょう。
「本当はもっとたくさんいるんじゃないの?」
と思った方は非常に多いのではないでしょうか。
日本政府は家族の気持ちを踏まえて家族の死亡について徹底調査を求めました。
もちろんこれも制裁緩和と引き換えにしたわけです。
勝手に拉致しておいて、調査を見返りに制裁緩和なんて...
やっと遺骨が日本に帰ってきた!と思ったら衝撃の結末が...
北朝鮮が2004年に北朝鮮が日本に遺骨を提供しました。
DNAを鑑定した結果、別人のものと分かりました。
そんなもの調べればすぐにわかるのに...
別人の遺骨を渡すなんて信じられないことをします。
北朝鮮のやり方というものはすべてがいい加減であること言うことが判明したわけです。
拉致被害者の感情を逆なでするような行為をしてきたわけです。
当時の被害者の会代表の横田氏は
「死亡したと言うかということを正確に調べていただきたいと思います。 必ず生存していると信じてこれからも運動を続けていきます。 」
と語っていたのが記憶に残っています。
その後も裏切り連発の北朝鮮
2014年5月ストックホルム合意をしました。
この合意で拉致被害者の再調査などを約束されました。
北朝鮮がかつてない調査権限を持つメンバーで特別調査委員会を設置したことで日本は独自制裁を一部解除しました。
しかし北朝鮮は調査の先送りを繰り返した結果、調査委員会を解散したのです。
もはや北朝鮮自体に調査を依頼しても解決することはないでしょう。
さいごに
今まで日本に対してこのような裏切りばかりしてきた国ですから米朝首脳会談にて決定されたことを遵守していくかは疑問ですね。
おそらく米朝首脳会談では北朝鮮にとっては厳しい要求を突きつけられるのは必至ですから。
しかしそれをしっかり守らないと世界の国々は理解を示さないことでしょう。