壊されるマングローブ林:世界遺産登録に住民は反対!西表島の漂着ゴミが悲惨な状況に

沖縄の西表島は天然記念物が多く見られる事でも有名な日本で数少ない古くからの自然がそのまま現存している場所です。

しかし最近多く見られるようになったのは天然記念物だけではなくなってきてしまったのです。

多く見られるのは何かって?

それはおびただしい量の「漂着ゴミ」なのです。

そんな物のせいで西表島の貴重な自然環境が破壊されつつあるのです。

政府や沖縄県は西表島を世界遺産に登録しようとするも住民は猛反対!漂着ゴミの現実を知る地元住民の苦悩とは?

政府や沖縄県はこの西表島を世界遺産に登録しようとしたんですが住民が猛反対しています。

世界遺産に登録されれば多くの人が訪れて観光収入が増加する事が期待されますが一体どうしてしまったのでしょうか?

その原因の一つに深刻な漂着ゴミによる環境汚染問題がるのです。

単純に世界遺産に登録されれば観光客が押し寄せてきてゴミをその辺にポイポイ捨てるので今以上にゴミの問題が深刻化することが容易に想像できます。

ペットボトルなどのゴミが増えることは必至で世界では登録後に新たにゴミ問題が発生したところが約10%にも及ぶそうです。 世界遺産になって守られるのであれば良いのですが逆に増えてしまっては困ります。

ゴミが増えてしまってもユネスコや政府からは特に補助などもありませんので結局、地元の人々が大変な目に遭ってしまいますね。

沖縄の人々は西表島の自然を愛していますから、観光収入よりも西表島の自然を守る事を優先したために猛反対が起こっているのです。

西表島の漂着ゴミ問題はどのようなものなのか?

西表島はテレビなどでも度々紹介されてご存知の方も多いことでしょう。ほとんど手付かずの自然が残されていて、とても神秘的な空間が広がっています。

やはり人の出入りが限りなく少ないためそのような状態が保たれるのでしょうね。どうしても人間は自然を踏みにじる行為がお得意のようですから。

西表島には数々の自然が溢れています

西表島には日本の滝百選にも選ばれたマリユドゥの滝があります。 水が流れ込む滝つぼは直径130mもあるそうです。

その水が流れ込むのは浦内川で日本で最も生息する生物の種類が多いことで知られています。自然が昔と変わらずに守られていることと淡水と海水が混じり合っているためです。

西表島の大部分は亜熱帯の原生林で覆われ山の中には独特の植物が生い茂っています。日本最大の面積を誇るマングローブ林は圧巻としか言いようがありません。

山でひっそりと暮らす天然記念物のイリオモテヤマネコのような希少な生物も観察することができます。有名なのはイリオモテヤマネコですがその他にも天然記念物が多く住んでいるのです。

絶滅危惧種のシオマネキも生息しています。名前だけは聞いたことがあったのですがなかなかお目にかかることはありませんよね。

西表島は島全体が国立公園に指定されているのです。

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