霧島連山のえびの高原の硫黄山噴火については少し前から話題になっていましたが... 火山が噴火すると火砕流や火山灰などだれの目で見ても分かる被害が起こる可能性は予想できますが、目に見えない被害も出るのですね。
硫黄山についてはこちらもご覧ください⇩
市内を流れる川から何と猛毒のヒ素が県検出された!ヒ素の危険性とは?
ヒ素は以前和歌山カレー事件などで一気に全国的に有名になった猛毒の物質です。
少量でも命を危険に晒すこの「ヒ素」ですが今回は霧島連山えびの高原硫黄やの噴火によって河川に流れ込んでしまったのです。
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もともと宮﨑県はヒ素が産出されており河川の水を長期的に摂取することで慢性ヒ素中毒症を患った方もたくさんいらっしゃいます。
一回の摂取では身体に何の変調きたさなくても体内に蓄積していくので長期的に見れば少しずつ蝕まれていくわけです。
河川の水を飲料水として用いていた場合は毎日摂取しますから、ヒ素が含まれている河川の近くの被害は大変なものといえるでしょう。
宮﨑県ではヒ素の産出による汚染で慢性ヒ素中毒の患者が多数発生したため公害病と認定されているそうです。
えびの高原硫黄山の噴火により長江川からヒ素が検出された!どのような被害が出るの?
川からヒ素が検出されたという事はただ水を飲まなければいいんでしょ?くらいでは済まされません。
人間は食物連鎖の頂点の存在であることを忘れてはいけません。
えびの市内の約650戸の農家が今季の稲作ができない状態になりました。
市や県などと流域農家の間で話し合いが行われ決定された事のようですが。
取水ができないのは長江川と川内川(長江川と合流する川)の市内流域約460ヘクタールの農地です。
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さいごに
このうち一部は別の水源から取水することで稲作ができる可能性もありますが大変な事になっているのは間違いありません。
市と農家が今後の対策について話し合っているそうですが、自然災害ですから除去するのは難しいでしょうし時の経過を待つしかないのかもしれません。
早くヒ素が検出されなくなることを祈るばかりです。