常温自販機が増加している理由とは?

最近街頭の自販機で「あたたかい」や「つめたい」ではなく「常温」という商品が増えてきたことにお気付きだろうか?

確かに最近はコンビニ等においてもお茶や水が常温の状態で売られているのをよく見かけるが「はたしてそんなにユーザーがいるものだろうか?」と思っていた矢先に自販機にも「常温自販機」が増加していることを目の当たりにした。

常温自販機が増加してきたのには明確な理由があったのだ。

新たな飲料の売り方「常温自販機」の増加の背景には常温のものを飲みたいとの声が多くあったから

そろそろ暖かくなってきたため日によっては日中に汗ばむといった事も多くなってくる。自販機においても「あたたかい」ものから「つめたい」ものの方が多くなってくる季節でもある。

春になってくるにつれ暑すぎず、寒すぎずといった言ってみればちょうど良い季節が続くわけだが「つめたい飲み物が増えてきているけど、つめたい飲み物だと寒くなりそうだし」といった理由から加熱・冷却をしない状態いわゆる「常温」という新たな自販機の売り方をして欲しいとの要望が多く上がったため常温自販機が増加してきているのだ。

あまりに冷たいものが苦手という方にとっては非常に良い事であり選択肢が増えるということは素晴らしいことである。

常温自販機増加中!今や全国で13000台以上に

ここまで増えているからには嫌でも目に入ってくるであろう常温自販機だが今まで出て来なかったのが不思議である。自販機としても加熱も冷却もしなくてよいわけだから電気代を削減できるのになぜ?という疑問しか沸かないのである。自販機は「つめたい」と「あたたかい」という縛られた概念の中で販売され続けていたのだから少々気づく事が遅すぎた感もある...

冷たいもので身体を冷やすと良くないという健康志向の方も...

中国などでは昔から身体を冷やすと病気の元になるという考えがあり飲食店に入ると当然水は提供してくれるわけだが「ぬるい」というか、いわゆる常温の状態なのだ。先に「氷を入れてくれ。」とでも言わない限り「常温の水」が当たり前の事なのであろう。店側としても客の健康を気遣ってくれているかもしれないが、ぬるい水に馴染みのない日本人にとっては驚きでしかない。またスーパーなどでビールを買っても常温のままが多く、現地の人はそれが普通であり冷たいビールなんて頼もうものなら「なぜ自分から身体を冷やして健康を害そうとするのか?」と不思議な顔をされる。水やお茶はまだしもビールが常温というのは私にとっては非常に苦痛なものだったのだがビールは冷たくして飲むものという概念が最初から無ければ美味しく飲むことができたのかもしれない。

さいごに

常温のものはお茶や水中心であるがおそらくコーラやファンタまでは常温にはならないと思う。炭酸系の飲料は冷たくないと美味しくない。(試したわけではないが...)以外といけるのがコーヒー系の飲料だ。私は日頃から常温のコーヒーを飲む機会が多いためよくわかるのだが不味くなるわけでもなくアイスコーヒーよりもコーヒー本来の旨味を感じられる気がする。香りにいたってはホットにはどうしても劣ってしまうのだがぜひお試しあれ。

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