花粉症はもはや国民病ともいえる多くの人が悩まされる春先の厄介なものです。
杉花粉シーズンになるとマスクをしたり鼻水や目のかゆみ本当に最悪な状態になると思います。
それぞれの症状に合わせて薬を使うのも面倒だし、もう春なんて来なきゃ良いのになんて思ってしまうもの。
そんな花粉症を根本的に治すことができる療法があるんです。マスクや薬とこれでおさらば！舌下免疫療法であなたの生活を快適に！
その治療法とは今まではお薬をどんなに使っても対症療法で治らないと言われたんですけど現在唯一治せる可能性のある方法がこの舌下免疫療法なんです。
舌下免疫療法とはスギ花粉の成分が入った薬を舌の下に置いて少しずつ慣らすことでアレルギー体質を改善していくという画期的な治療法でなんです。
この舌下免疫療法は遅くとも3ヶ月前から飲み始める必要があるのです。
ですから次回の花粉症シーズンに間に合わせるには今11月がギリギリのタイミングでなんです。
この舌下免疫療法が効き始めるには少し時間がかかります。従来の花粉症の症状を抑える薬のように即効性はありませんが、将来を見据えるならば今からこの治療法に取り組んでおくことをオススメします。
舌下免疫療法はどんな薬を飲むのか？その頻度は？飲む事ができる年齢は？
基本的にスギ花粉改善の舌下免疫療法は基本的に毎日薬を服用する必要性があります。舌下免疫療法の薬は今まで冷蔵保存が必要な液体タイプが主流で持ち運びには不便でした。冷蔵できない所では保存できないなんて困りますよね。
私なら面倒で途中でやめてしまうかもしれません。
これが今までの問題点の一つであり日々研究されていたようです。
ついに去年その不便さを解消した新しい常温保存が可能な錠剤タイプが登場したのです。
錠剤なので持ち運びに便利ですから外出時に飲み忘れの心配も減りますし、もし海外旅行に行ったりして使えないということもなくなりました。
これなら通常の薬と同じように服用できるので安心ですね。
今まで１２歳からしか使用できなかった舌下免疫療法の薬
最近では小さな子どもでも花粉症の人が増えているけど、大人のように何でも薬を服用できるわけではないので症状を我慢してツライ思いをしている人が多いと思います。
親としても苦しむ子どもの姿を見てはいられないですよね。
いつでも鼻がグズグズしていてひどくなると夜も眠れないという状態にも陥ります。外出時でも常にマスクや専用メガネが手放せず何も集中できないひどいことになってしまうのです。
「治せるもんなら治したい。」それが親の願いです。
そんな花粉症に苦しむ子どもに朗報があります。
実は舌下免疫療法の薬を服用できる年齢が下がったのです。
液体は基本的に12歳からとされていましたが錠剤はなんと5歳から使用できるようになりました。
舌下免疫療法の錠剤はどうやって服用するのか？
まず口に入れて舌下免疫療法という名のとおり舌の下に置きます。薬はすぐに溶け出すのでそのまま１分程舌の下に置き続けます。そうすると花粉エキスが身体に染み込んでいくのです。その後あとは飲み込むだけと簡単です。
どれほどの効果が見込めるのか？どれくらいで効いてくるのか？
およそ７割から８割の人に効果が望めるということです。ただ先述したように効果が出始めるまでに最低でも３か月ほどかかるようです。
効き始めは３か月ですが、長く使えば使うほど効果が強く出てきますから３年から５年は続けていかなければなりません。これに関しての治療は保険適用ということなんですが費用は3割負担の方で月2000円から2500円位です。月に一回程度の通院を続けなければなりません。
根気よく続ければ根本的な治癒につながるということですね。
治療を受けられないか注意が必要な方は？
重い喘息や 免疫に関係するステロイドを多く使われてる方、抗がん剤を使われてる方の治療はできないようです。
軽い喘息の方や妊婦の方は注意が必要ということで医師に相談をしてください。
副作用はあるのか？
これも原因が分かっていないようですが耳の奥がかゆくなったりとか口の中がイガイガしたり口の中の薬が当たっているところが少し腫れることもあるそうです。
どういう病院へ行けば治療を受けられるのか？
耳鼻科もしくは内科のアレルギーを診察しているところなどです。一度気になった場合は問い合わせてみることをおすすめします。
気になる方は効果が出始めるまでにしばらくかかりますから早めに検討した方が良さそうです。
