雨の季節になると全国各地どこで発生してもおかしくない水害ですが雨のピークを過ぎた後に起こる場合があります。
雨のピークは過ぎているというのに一体何で?
氾濫するというと通常考えられるのは激しい豪雨によって水が単純に増えてあふれ出したり、堤防が決壊したりということですが、もう雨は止んでいるのに何で?
実は川はその時に雨が降らなくても氾濫する可能性があるのです。
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雨がその時激しく降っていなくても要注意!急に水かさが増えることがあります!
雨が多く降ると川に水が集まりあふれ出すというのは通常の氾濫だといえますが、雨のピークが過ぎてから氾濫することだって十分にあり得るのです。
それは「上流から流れてきた土砂や流木が橋や橋脚にせきとめられて川の水があふれ出す」ということです。
普段なら下流に向かって流れて行きますが、そこに障害物があり水の通り道が無かったらどうなるでしょうか?
もちろん水がどんどん溜まって行ってあふれ出すわけです。
このような状況になる前に自治体は地域の住民に避難指示を出し、速やかに避難するよう呼びかけています。
逃げなくて後から予想以上に水かさが上昇して逃げることができなることだってありますから、余計な事を考えずに避難することが重要です。
自分の家だけは大丈夫なんてことは絶対にないのです。
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なぜか川の近くの学校などが避難場所になっている場合もある
いつも思うのですが避難所となる小学校とかってやたらと川に近い場所に建てられていると思いませんか?
しかもその川を渡らなければ到達できないという不便さです。
そんな危険を冒すなら家にいた方が安全という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
以前知り合いが役所に
「あんなに川が増水している時に渡ったら余計に危ないですよね?どこに避難すればよいのですか?」
という質問をしたことがあるそうです。
そうすると役所側は2階か屋根の上しかないとの回答をしたそうです。
そんな事言わずにきちんとした避難場所を設定してほしいものです。
土石流はかなり危険
大雨によって山の土に水が溜まって一気に崩れてものすごい勢いで流れてきて家々に甚大な被害を及ぼすことがあります。
危険なところには土砂を「砂防えん堤」と呼ばれる土砂の量を調整する施設が建設されていますが土石流の規模によっては乗り越えてしまう場合もあります。
これを乗り越えてきたら、もうどうしようもありません。
急いで避難するしかないのです。
想定外の事が多く起きてしまうととんでもない被害が出てしまいます。
さいごに
泥水が住宅に入ってくると、その処理に大変な労力を費やします。
できれば土嚢でも積んで進入を食い止めたいところですね。
今回の記録的な豪雨では前代未聞の災害が起こり得ますので雨が止んでいるといっても注意しておいた方がよさそうですね。
榎川の場合は堤防が決壊したわけではなく、溢れているということなので決壊するよりは被害も少ないのではないでしょうか。
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