外壁落下の恐怖!その時施主側の説明は?住民の反応とは?
今回の舞台となったのは「アパタワーズ神戸三宮」
神戸新聞より引用
2007年5月耐震偽装が発覚した建造物である。
耐震偽装とは?
耐震偽装とは建築基準法の耐震基準を満たさないものを満たしたように偽ることです。
ということは地震の発生によってその建物の住民が危険にさらされる確率が上がるという許されない行為です。
結局は人為的操作によって行われる事であり、建築確認・検査等によって見抜けなければなりません。
それでも多くの耐震偽装建築物があるという事は確認・検査が不十分だと思われますが、偽った人が一番悪いのではないでしょうか。
過去にも有名な1級建築士による「耐震強度構造計画書偽装問題」があり、大きな社会問題になりました。
恐怖!外壁が剥がれ落ちる等危険な状態に
2015年3月には14階のバルコニー付近のタイルが幅約1.5mにわたってはがれて4階のベランダや公道に重さ20キロ以上の外壁が落下したことがあるそうです。
そんなもの人に当たった場合当然無事にはいられません。
落下した場所に人がいなかったのは不幸中の幸いと言えるでしょう。
そんな状態になれば住民側は補修することを要求するのは当たり前です。
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施工側からは「経年劣化」との説明が....
そんな説明で住民は納得できるわけがありません。
しかも過去に耐震偽装が発覚しているわけで簡単には信用しませんよ、普通。
補修工事は住民側で完了しているそうです。
そのまま放置して人的被害でも出たら大変な事になりますから。
補修費用2億4千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴へ
住民側は「経年劣化」などとは思っていません。
思っていないというか住民側は一級建築士などの専門家の調査により施工不良が原因と判明しているのでそれに基づいて提訴しようとしているのです。
住民側が補修費用を出したのだから損害賠償を請求するのは当然でしょうね。
損害賠償の請求先は施主のアパホームと建築会社など3社です。
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アパホームといえばアパグループの中の一社です。
アパグループは以前2007年に京都市のホテル2棟について耐震基準の70約%の耐震性しかないと京都市から使用禁止命令が出されていました。
まとめ
耐震偽装や施工不良の建物は全国各地に多く存在しているようです。
なかなか施主や建築会社が認めてはくれませんが。
何か事故が起こる前に早期の補修が行われることを祈るばかりです。
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