東京地裁は石川県金沢市に本社をおくフーズ・フォーラス(今はもうありません)に1億6900万円の賠償命令を出しました。
フーズ・フォーラスというだけでは何の会社かよくわからないかと思いますが、焼肉酒家エビスといったらピンとくる方もいらっしゃるでしょう。
そう、あの食中毒事件を発生させた焼肉店であります。
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恐怖のユッケを提供:腸管出血性大腸菌O111集団食中毒で117人が被害に
2011年に発生した集団食中毒ですが117人が感染し、5人が死亡24人が重体というとんでもない被害を出したことで有名な焼肉酒家えびす。
この事件が起きる前には「人生を変える1分間深イイ話」で取り上げられて客足も順調に伸びていたそうですが、ずさんな管理体制がこんな形で現れることになるとはだれも思わなかったはずです。
1996年に腸管出血性大腸菌O157の集団感染で対策が十分されていたと思うのですが。
これは客がユッケを食べたことによって発生したものです。
本来そぎ落とす作業をしなければならないようですが、それを怠ったためこのような惨劇が発生しました。
しかも売れ残りを翌日も客に提供するといった危険な行為も行っていたようです。生肉はただでさえ危険性はあるのに一晩おいて菌が増殖していたであろうことは容易に想像できるはずですが。
自宅でも一晩おいた生肉を食べようと思う人はいないのではないでしょうか。
その事件が発生したせいであの美味しいユッケを食べることができなくなりました。
ユッケを提供する飲食店が提供を自粛するようになったためです。
店側としてもそんなリスクを冒してまでユッケを提供しようとは思いませんから。
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ルールに則って安全安心な食品の提供を
食品衛生法をしっかりと遵守してより安全性の高い食品を提供してほしいものです。見た目では大丈夫そうでも細菌が繁殖していることも十分にありますから、生食で危険性があるものについては時間が経ってしまった場合はもったいないかもしれませんが破棄したほうがよいでしょう。