このように度々起こるドーピング問題ですが何か防ぐ手立てはないものなのでしょうか。
陸上女子長距離の強豪実業団チームであるユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)の元選手(すでに引退しています)がドーピング検査で陽性反応を示したことにより昨年11月に行われた全日本実業団対抗女子駅伝で何と衝撃の優勝取り消しという重い処分を受けていたとのことです。
せっかくチーム全員で勝ち取った優勝という輝かしい栄冠を台無しにしてしまうドーピング。
ドーピングをした事が判明すると成績が抹消されるため、同区間を棄権したのとほぼ同じです。
せっかく5年ぶりに優勝したというのに、とんでもない事になりましたよね。
しかも名前が一応伏せられていますが、6人中5人はまだチームにいますから、消去法ですぐに誰がやったかわかるでしょうね。
あえて公表しませんが...
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なぜユニバーサルエンターテインメントそんな容易にバレてしまうようなドーピングをしてしまったのか?
まさに前代未聞の事態となっているようです。
ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)というと女子陸上長距離では名門中の名門であり、オリンピックメダリストを輩出している佐倉アスリート倶楽部に指導業務を委託しています。
佐倉アスリート倶楽部というと金メダリスト髙橋尚子選手の師である小出義雄氏が代表を務めていることがあまりにも有名です。
チーム側は
「元選手がレース前に個人的に治療薬を使用し、その中に禁止薬物が含まれていた。」
「本人は競技力を高める目的での使用はしていない。」
と主張していています。
そんな事は当たり前のことですけどね。
チームとしては薬を使っていることを把握しておらず、その元選手の不注意が原因だというがそもそも実業団レベルでも「ドーピングの成分が入っている可能性がある薬」の周知徹底をする教育はなされないものであろうか。
その選手にいたっても治療する薬を飲んでいたのなら、医師や薬剤師に薬の成分について問い合わせなかったのか疑問ですね。
その元選手の競技への意識の低さには驚かされます。
さいごに
ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)は2004年に陸上部を設立し、12年の全日本実業団対抗女子駅伝で初優勝した強豪実業団チームです。
元選手も反省しているとは思いますが、その軽率な行動によって運営会社やチーム全体に迷惑と不名誉を同時に与えた事はかなり重大です。
別に体調がすぐれない時に薬を飲んではダメというわけではありません。
アスリートである以上、自分の体の中に入れる薬の成分や影響などをしっかり把握しておくことが重要ですね。
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