日本で暮らしていると氷山なんて縁遠いものですが、北極の近くグリーンランドではそれほど珍しいものではないようです。
今グリーンランド沖で漂流している高さ100メートルの巨大な氷山が話題を呼んでいます。
100メートルなんてとんでもない高さですね。
なぜ話題になっているかというと氷山が巨大だからということもありますがその氷山によってグリーンランドのインナースート島が危険に晒されようとしているからです。
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まるで映画の世界!氷山がひび割れて崩落すると津波によって沿岸部が水没する!
グリーンランドの警察当局は岬に居住地区のあるインナースート島の住民に対し避難勧告を行っています。
危険が目の前に迫ってきているので当然のことといえましょう。
巨大な氷山が発見されたのは12日でグリーンランド警察は報道陣関係に発表し、避難勧告が出たわけです。
どこの国でも同じなのか...避難勧告が出ても自分だけは助かるといった楽観的な考え
グリーンランド北西部にある集落には現在169人が住んでいるわけですが、これまでに避難したのは氷山に一番近い所に住むごくわずかな住民だけだそうです。
日本でも同じですよね。
豪雨で避難勧告が出ても避難するのは氾濫しそうな川がすぐ横にある人とか土砂崩れが起きそうな斜面が家の裏にあるとか目に見える危険がなければ避難しません。
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インナースート島の住民にとっては大型の氷山は珍しいものではない
さすがに100メートルですから、今まで観測された中では最大規模の氷山です。
しかも亀裂や穴が目視で確認できるわけですから、いつ崩落しても不思議ではありません。
豪雨で堤防が決壊しそうな川に例えると堤防がひび割れて水がチョロチョロと漏れ出している状態です。
誰がどう見たって危険でしょ。
グリーンランドのインナースート島の避難勧告が出ている住民は早く全員避難してほしいものです。
海岸近くには集落の発電所や燃料貯蔵庫があるわけですから、津波が発生した場合は流出してしまう危険性があります。
原発ではないでしょうから福島第一原子力発電所のような事にはならないでしょうけど。
さいごに
今後もこういった氷山の崩落は増えてくると予想されています。
地球規模の気候変動が引き金になっていることは間違いないでしょう。
グリーンランドが地球環境を破壊しているような国ではないと思います。
遠い国々の身勝手な温室効果ガスの大量発生によって引き起こされた温暖化などにより、とばっちりを受けているわけです。
今後も続きそうですから、被害ができるだけ少なく済めば幸いです。
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