静岡県御前崎市に位置する【浜岡原子力発電所】ですが、現在は津波対策の防波堤の建設工事が行われています。
原発そのものは稼働停止中であり、再稼働に向けて様々な安全対策が行われています。
東日本大震災で福島第一原子力発電所が大事故を起こしたのは皆さん記憶に新しいと思います。
テレビで日々深刻化する状況を見ながら
「ああ、もう日本は終わった...」
「メルトダウンしたら放射線による被害はどれくらい広がるんだろう?」
とか思いながら日々生活していた事が思い出されます。
そんな悲劇を繰り返されない為に浜岡原発ではいわゆる「想定外」の事故にも対応できるように入念に準備が行われているわけです。
そのような理由で浜岡原発には普段あまり見る事ができない様々な車輌が配置されているのです。
子どもが大好き「働く車」が大集合!!
福島第一原発事故での津波による事故での反省を生かして様々な車が活躍しています。
あの事故の時に一番の原因になったのは原子炉を冷却できなかったことです。
津波により電源が失われ、電源車を送り込もうとしてもガレキが多すぎて前に進めず結局間に合わなかったのです。
そこで用意されたのが土砂やガレキの除去に役立つ大きなカゴつきの重機です。
ガレキを除去するために配置されています。
どんな働く車があるの?
70台以上配置されており、これらを動かすために約170人が資格をとっているのだそうです。
トミカ好きの子どもが見たら
「わあ~ブルドーザーだ~、ホイールローダーもある~」
なんておおはしゃぎする事間違いなしです。
全部は数が多すぎて紹介できませんが一部ご紹介しましょう!
浜岡原発で働く車の一部をご紹介います!
みんな大好きホイールローダー
大きなカゴでガレキもスイスイどける事ができます。
働く車好きの子どもなら誰もが知っています。
油圧によりパワフルな動きで一度で大量の土砂やガレキを運搬できます。
子どもも
「あれにのりた~い!」
なんて言うことは間違いないでしょう。
ブルドーザーなどでどけたガレキをホイールローダーや油圧ショベルで運びます。
土を掘ったり、物をつかむのはお任せ!油圧ショベル
アームの先端にフォークを取り付けることにより物を掴んだり、カゴを付けることで土砂などを運んだりと非常に万能な重機といえます。
誰もが工事現場などで一度は見たことがあるのではないでしょうか?
技術が高い操縦者も全国にはたくさんおり、非常に細かい作業でも難なくこなします。
ポンプ車
原発の事故といえばポンプの故障が一番怖いのです。
水を送ることができなくなると、どんどん原子炉内の温度が上がってしまいます。
電源が失われて、電源車からの供給も受けられない場合は直接水を注入することになります。
東日本大震災での福島原発の事故の時もたくさんの消防車がかけつけていましたね。
大変な状況でありながら現場へ向かう姿には感動させられたものです。
写真は消防署のポンプ車です。
ほんの一部有名なものしかご紹介できませんでしたが、この他にも街中では全く見られないような特殊な車輌もたくさんありますので興味がある方は見学に行ってみるとよいでしょう。
さいごに
福島第一原発の教訓を生かし、あの事故の時に何が足りなかったかを学びました。
浜岡原発がある東海地方は東南海地震の発生する可能性が非常に高く、大きな津波の到来が予想されている地域でもあります。
しかしながら今エネルギーの確保が非常に重要な課題であり原発の再稼働が望まれています。
しかし100%の安全性が確保されないと反対は大きいものです。
中部電力は様々な状況を想定して対策を行っています。
今よりもさらに充実した安全な電気の供給をお願いしたいものです・
浜岡原発の近くには原子力館などもあり知識を深めることもできますので一度行かれてみてはいかがでしょうか。