大豆ミート:カップヌードルの謎肉はコレ!大豆の効果とは?

カップヌードルの謎肉とは何の肉なの?と気になった方も多くいらっしゃるかと思います。
あの肉意外と美味しいですよね。しかしながら食べていても鶏肉のような豚肉のような不思議な感じがすると思います。謎肉というだけあって謎に包まれていましたがそれが何と大豆から作られている「大豆ミート」であるという事が発表されました。これを知るまであの謎肉は完全に何かの肉だと思っていました。大豆からあのような食感と味を作り出せるのであれば牛や豚または鶏肉の代用品として十分に役立ってくれそうです。


https://www.nissin.com/jp/news/6387より引用

 

カップヌードルの謎肉に使われている大豆ミートとは?大豆はヘルシーで栄養素も豊富なパーフェクト食材です!

大豆ミートとはその名の通り大豆から作られている疑似肉ということです。ベジタリアンの方でも何の不快感もなく食べる事ができ、本物のお肉よりもヘルシーなのでお肉好きのダイエットにもピッタリですね。大豆の成分の内、タンパク質を抽出してそれを本物の肉の様な繊維状に加工することで食感も本物により近づけた代用品であると同時に栄養価にも優れた食品として注目を浴びているのです。

でもあのカップヌードルに使われていた謎肉を食べて大豆ミートと気づいた人はどれくらいいるものでしょうか?
私自身もあのカップヌードルを食べながらコレ何も肉なんだろう?でもまあいいやくらいの感覚でいたのですがそれがまさか大豆ミートだったとは一本取られた気分です。

あそこまで肉として感じる事ができるならば、様々な料理において大豆ミートを使って作ることで肉よりも栄養価が高く肉よりもカロリーを気にせずに食べることができるのではないでしょうか。

日本人にとって昔からお馴染みの食材である「大豆」。その驚きの栄養価とは?                      

日本人にとっては大豆は本当に身近な食材だと思います。毎日納豆を食べている方はもちろんですが直接大豆を食べる機会がない方でも、味噌や醤油として食べているのではないでしょうか。味噌汁や調味料として毎日のように摂取していることでしょう。

大豆は「畑のお肉」と呼ばれていることはご存知でしょうか?大豆は野菜でありながら肉に匹敵するほどのタンパク質を含んでいることからそう呼ばれるようになりました。タンパク質は体の筋肉を作る上で欠かせない栄養素であり大豆に含まれる栄養素の代表格であるといいます。

どうしてもタンパク質を摂取しなければならないというと肉や卵などの動物性の物を食べないといけないというイメージが沸いてきますが大豆はその肉や卵に劣らないタンパク質を含んでいますので十分の代用が可能であるどころか以上の栄養素を多く含んでいるため注目されているのです。

大豆に含まれている主な栄養素

タンパク質

タンパク質が無いと人間は生きていくことはできません。何せ筋肉を作っているわけですから、筋肉が無い=体を動かすことができないということになります。
タンパク質はアミノ酸が結合して作られているものであり大豆には体内では合成できない必須アミノ酸が多く含まれているのが特徴です。
特に必須アミノ酸の中でもリジンが豊富に含まれているのに加えて他の必須アミノ酸にいたっても同じ量の豚肉と比較した場合においても上回っています。
このリジンは優れた効能を発揮するんです。
疲労回復効果、肝機能の促進効果、脳血管障害のリスクを減らす、育毛の促進、脂肪の代謝を促進したりと素晴らしい効能があります。
しかもこの後ご紹介している脂肪酸の働きを増進させる効果があるのです。

脂質

必須アミノ酸と同じく必須脂肪酸というものも存在しており、大豆にはその必須脂肪酸も多く含まれているのです。必須というのは生きていく上で必ず必要だということなのですが人間の体の中ではそれが生成できないのです。という事は食物によって摂取しなければいけないということになりますね。大豆の中には必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸が多く含まれており血中のコレステロールを低下させてくれる役割があります。現代社会においてはどうしても高コレステロールな食事になりがちですが上手く大豆を食事に取り入れることによって高コレステロールのリスクを下げることができます。

 

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食物繊維

皆さんお馴染みの食物繊維ですが海藻類やごぼう、レタスといった野菜に多く含まれていることはご存知だと思いますがこの大豆にも多くの食物繊維が含まれているのです。食物繊維は腸内のお掃除をしてくれる大変役立つものであり便秘の解消にはうってつけといえるでしょう。便秘だけではなく血中のコレステロールとくっつくことでコレステロールを体外に排出することを助けたり、ナトリウムも同じように体外に出す事を助けるため高血圧の予防にも役立ちます。食物繊維は腸内で分解され腸内細菌のエサになってビフィズス菌の働きを活性化してくれるので腸内フローラの正常化に役立ちます。

マグネシウム

体の中の酵素の働きを活性化してくれます。栄養素の合成や分解にも深く関わっておりマグネシウムが不足すると思わぬ障害が現れてきます。普通の食生活をしていれば不足する事はないと思いますがもし不足した状態が長く続いた場合は生活習慣病のリスクを高める可能性があると言います。摂取しすぎても下痢をしやすくなるくらいしか問題がないですが腎機能が低下していると尿からの排泄がうまくいかずに高マグネシウム血症に陥るリスクもあります。吐き気が発生したり心臓の機能に影響を及ぼす場合があります。といってもカップヌードルの大豆ミートを食べたくらいでは何ともありませんが。

亜鉛

タンパク質の体内での合成になくてはならない亜鉛ですが体の抗酸化作用や免疫力向上といった効果があります。
この抗酸化や免疫力向上については身体の中のビタミンAが深く関与しており、この亜鉛のおかげでビタミンAが正常に働くのです。抗酸化は皆さん興味が深くあるであろうアンチエイジングにとっては必要不可欠なものでありますから積極的に摂取したいものですね。亜鉛の吸収はビタミンCによってよくなりますので柑橘系のものと合わせて摂取することで吸収率が高まりますのでレモンやミカンなどを合わせて食べることをおすすめします。

カルシウム

カルシウムは成長に必要であったり、骨粗しょう症の予防に必要であるというのはよく知られていると思いますがその他にもストレス解消や高血圧予防であったりさらには大腸がんの予防にも効果的であるといいます。大豆には良質なカルシウムが含まれていますので特に乳製品が苦手または牛乳を飲むとお腹を壊してしまうという方にとっては強い味方となってくれるでしょう。

カリウム

カリウムが不足すると高血圧やむくみの原因になります。筋肉の運動にも関わってきますのでふくらはぎのこむら返りを起こしやすくなったり、全身がだるくなったりと日常生活にも支障を来してしますこともあります。汗をかきやすい季節ですと体外に排出されてしまいがちになり不足してしまうという事態にも陥ってしまいますから、汗をかきやすい方は積極的に摂取するようにしましょう。摂取しすぎても尿にて排泄されますので問題はありませんが腎臓機能自体に問題を抱えている方はかかりつけの医師にご相談くださいね。

「鉄」というのは身体中にヘモグロビンを運ぶのに役立っています。という事は鉄が不足すると各細胞が酸欠状態になってしまいます。鉄が不足するとちょっとしたことで疲れやすくなる、イライラしやすくなる、集中力が保てなくなる、また女性の方にとっては肌のツヤが無くなる、髪のツヤが無くなるといった美容面での変化が表れてくるので絶対不足してはいけないものの一つであります。

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さいごに

カップヌードルの大豆ミートの件から大豆の栄養素について説明しましたが、日本で古来から食生活の中に取り入れられている大豆が味噌や豆腐といったものから進化を遂げて大豆ミートになったのです。これが幅広く普及すればより一層食生活が充実されるばかりか、多くの人がより健康的な生活を送る事ができるようになるかもしれませんね。最近流行りのサプリメントも良いですが、このように昔から食べられている大豆というものを改めて見つめなおしてみる事で新たな発見をすることができます。そういう機会を設けてくれたカップヌードルの謎肉に感謝です。

 

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