開催が迫っている東京五輪2020ですが各国選手団の中でひと際目をひくチームがあります!
それは難民オリンピックチームです。
前回のリオ五輪でも難民オリンピックチームが出場して注目を浴びていました。
その難民オリンピックチームが再び東京五輪2020に出場してくるのです。
難民オリンピックチームとしては2度目の大会参加になります。
以前のIOC総会でリオ五輪の難民オリンピックチームの一員であるイエーシュ・ピュール・ビエルが「2020年の東京で第2の難民オリンピックチームを結成してほしい」と語っていたのが現実になって本当に良かったと思います。
国の事情とスポーツは別物でそれにより参加できないことはいけません。
難民オリンピックチームは世界の難民を救う!!
そもそも難民とは
「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れた人々」と1951年の「難民の地位に関する条約」で定義されています。
最近では戦争や人権の侵害によって起こる迫害を避けようとして他国に助けを求めて国境を超えるというのが一般的かと思われます。
自らの命を守るためにやむを得なく愛する国を逃れるしかなくなった方々です。
日本にもたくさんの難民の方々が世界中あちこちから逃れてきていますが、難民認定されている方は数少ないのが現状です。それはやはり日本人の難民への理解が少ないからだといえます。
難民が入ってくると治安が悪くなるなどの偏見が今でも根強くあるのです。
リオ五輪で見せてくれたスポーツで活躍を東京でも
愛する母国を追われた難民の方々が本気でスポーツで活躍する姿は人々に感動を与えています。
世界中の難民の方々に希望と忍耐力を与えてくれます。
しかも日本においても目の前で活躍する難民選手の活躍を目の当たりにすれば、きっと難民への考え方も変わってくることでしょう。
難民はだれしも難民になりたくてなっているのではありません。やむを得ない事情で過酷な状況に置かれていおるのです。同じ地球に住む一員として少しでも役に立ちたいところです。
難民選手たちの活躍をぜひご覧ください!
リオ五輪時の難民オリンピックチームとは?
前回のリオ五輪では4か国から来た10人の難民選手が難民オリンピックチームとして活躍しました。
リオ五輪時の難民オリンピックチームの構成
- 水泳選手2人
- 柔道家2人
- マラソンランナー1人
- 中距離ランナー5人
様々なスポーツでの活躍が見られそうですね。
さいごに
オリンピックはスポーツの祭典であり、スポーツが世界平和へ繋がることを祈るばかりです。本当ならば母国の代表として出場できることが好ましいし、そうなってほしいものですね。
この難民オリンピックチームの活躍が見ている人々の心を打つことは間違いありません。
こういう機会を通して難民への偏見や差別が無くなり、受け入れられるようになれば国を追われて困っている人を一人でも多く救うことを願っています。