巷ではSNS上で知り合った人に無防備で会ってしまい言葉巧みに誘拐されるなどの事件が話題となっていますが、なぜ子どもたちはいとも簡単について行ってしまうのでしょうか?
知らない人について行ってはいけないというのは学校などで十分に教わっているでしょうに。
何か今までのインターネット上のやり取りで親密な感じになって心を許してしまうのか。
このままではスマホなどでSNS通信をしたり、ゲームをしたりすることをより厳しく制限しなくてはならないことになってしまうかもしれません。
小学生はSNS上で知り合った知らない人と簡単に会ってしまう!その対策法とは?
普通公園などに不審な人物がいれば子どもは近づかないように教育されていると思います。
しかしこれがSNSになるとまた話は変わってくるのです。
SNSなどを利用した小学4年生から6年生のうちSNS上で知り合った人と会った会ってみたいと答えたのは半数以上に上っています。
半数以上とはとんでもない数字ですね。
さらにSNS上で知り合った人の情報をほとんど知らないと答えたのは何と3割近くなのだそうです。
これでは公園で知らない人と関わるのと同じくらい危ないことです。
SNSやゲームなどで交流しているうちに警戒心が薄れていくのでしょう。そうなればもう巧妙な大人の思うがままになってしますのですね。
子どものスマホチェックしていますか?ただフィルターをかけているだけでは不十分
定期的に子どものスマホの中身をチェックしている方も多くいらっしゃると思います。定期的にチェックしてフィルターをかけておけば安心だと思わないでください。
意外なところに危険が潜んでいるのでただLINEのやりとりを見るだけでは安全とはいえません。
メールを見ればよいのか?
そういうものではありません。もっと奥深くにあるんです!
特にSNSのダイレクトメール(DM)に要注意!
それはツイッターなどのダイレクトメール(DM)です。
これはお互いにフォローしている人同士ならメールアドレスのようなものが無くても自由にLINEのように文章を送りあえるものです。
みなさんはこれをしっかりとチェックしているでしょうか?
これはツイッター上でいうところの表で見えるコメント(リプ)などと違い送りあっている当人同士しか見ることができません。
ですから、明らかに怪しいやりとりをしていても誰も気が付いてくれません。
コメント(リプ)は誰もが見ることができますから、未成年を露骨に誘ったりはできませんがダイレクトメール(DM)となるといとも簡単にできてしまうわけです。
ここまで読んでくれた方は必ずチェックするようにしてください。お子さんの安全のためです。
なぜ子どもは知らない人について行ってしまうのか?
子どもといえ知らない人について行くのは大変勇気がいりますが、もし精神的に困っていて優しく相談に乗ってくれたり逃げ道を作ってくれたりすれば垣根が下がります。
子どもなのでもちろん反抗期があり、すべてが嫌になってしまうことだってあるはずです。
そしてそれを親から執拗に叱りつけられたり、悪い例では暴力を振るわれたりした場合はこのような罠にはまりやすくなってしまいます。
相手は「助けてあげるよ」といったスタンスで近寄ってきますから、これが警戒心を解く最大の原因ではないでしょうか。
ですから多感なこの時期だからこそ子どもとしっかり向き合うことがこのような誘拐を防ぐ方法なのではないでしょうか。
さいごに
この時代子どもからスマホを取り上げるということはなかなかできません。スマホを子どもに持たせている以上、それによって起こった問題はすべて親の責任といえます。わが子をしっかりと守るためにも普段からのスマホの徹底的なチェック及びフィルターをかけるなどの対策を行うことをおすすめします。