近頃身近になって多くの人が利用しているフリマアプリですが、それで食品を購入したことはありますでしょうか?
大手フリマアプリに出品されたものを見ていると様々な美味そうな食品が並んでいますが、今問題となっているのは要冷蔵の食品がクール便ではなく通常の配送方法で買い手の元に配送されるということなのです。
フリマアプリで要冷蔵食品を買う時の注意点とは?
高級な食品でもフリマアプリでは比較的安く手に入るのが常ですが、そこで一つ目を向けてみてほしいことがあります。
それはその食品の保存方法です。
賞味期限などは誰もがチェックするのですが常温保存できるものなのか、冷蔵保存しなければならない物なのかは目に入らないことがあります。
今回発生している問題は売り手の感覚で常温にて配送するということです。
例えば
「数の子もこの季節ですのでこのまま発送致します。」
寒くなってきたからという問題ではありません。
「お歳暮のかまぼこについても発送は通常の通りでお送りいたします」
こういった冷蔵保存しなければならないものを通常配送するというのは大変危険なのです。
冷蔵食品の常温配送を消費者庁も注意喚起しています
消費者庁もこれについて注意喚起をしており情報を発信しています。
それがこちら↓PDF形式です
https://www.caa.go.jp/publication/pamphlet/pdf/pamphlet_191023_0001.pdf
書かれているとおり食中毒になるかもしれない大変危険なものなのです。
いくら安く買うことができても食中毒になったら元も子もありません。
なぜ売り手は常温配送で送るのか?
寒い季節だから大丈夫だろうという安易な考えとクール宅配の方が配送料が高くなってしまったということでないということです。
その結果このような危険な配送法がどんどん拡大してしまったのです。
要冷蔵食品の常温配送はなぜ危険なのか?
要冷蔵食品を常温で配送すると考えられるのは食品が傷むということです。
ただお腹を下すだけだったらまだよいのですが、場合によっては命に危険が及ぶこともあります。
真空パックは大丈夫な気がしますが、もし中にボツリヌス菌などが入っていた場合、 常温で放置してしまうとこの菌が増殖していって毒素が発生することがあります。
そうなると呼吸困難などに陥り、大変なことになる可能性があります。
健康被害が出た場合売り手にも責任が問われることがあります
要冷蔵食品を常温配送して健康被害が出た場合、送る側のリスクがあります。
それは法律上の責務責任が問われることがありますようなんです。
食中毒などの被害が出た場合、過失傷害に問われる可能性があるとして食べた方が万が一死亡した場合は高額な賠償請求を求められる場合があります。
さらには同意の上での売買だとしても責任を問われる場合があります。
要冷蔵食品買う側の注意点とは?
買う側は常温発送と表示されている要冷凍食品は買わないということが基本です。
要冷蔵食品を買うときには商品の説明欄に冷蔵品によりクール便にて発送ときちんと記載があるものを選びましょう。
あとは届いたときにその食品をしっかりと確認することが重要です。
さいごに
売り手の人は要冷蔵食品を発送する際はぜひともクール便をご利用ください。自分の判断で常温発送した場合のリスクを考えるとそのようにすることがベストです。
保冷剤を入れれば大丈夫なんてことはありませんのでご注意を!