日本各地には多くの稲荷神社があります。なんとその数は3万を超えるほどだといわれています。
境内の中に狐がある神社をたびたび見かけることがあると思います。
そんな全国で有名な稲荷神社ですが総本宮は一体どこでしょうか?
まずはこの写真をご覧ください☟
なんとも鮮やかな朱色の楼門ですね、さすがに総本宮だけありかなり立派な造りになっていますね。
何だかテレビで見たことあるようなないような...
そんなあなたに超ヒントをあげちゃいます!これで分かるはず!?
これは大変有名な千本鳥居というものですね。観光雑誌とかによく出てますよね。
鮮やかな朱色の千本鳥居。朱色には魔除けの役目もあるそうです。
一度は通ってみたいものですね。
さて、もうわかりました?
そう、全国の稲荷神社の総本宮は京都の「伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)」なのです。
最近では外国人観光客が大勢いて、かなりの賑わいを見せています。
主祭神は五穀・食物で有名な宇迦之御魂大神です!
なんとも難しい読み方ですが「うかのみたまのおおかみ」という主祭神が祀られています。
社会科の歴史の授業によく出てくる古事記によると須佐之男命(すさのおのみこと)と大市比売命(おおいちひめのみこと)の御子なんだとか。
また日本書紀によると伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の御子にあたるそうな。
どちらにも名前が出てくるだけで確かではないようですが。
最近ゲームなどでもスサノオノミコトとかイザナギ、イザナミはよく登場するので若い方でも比較的馴染みのある神様ですよね。
その子どもに当たる神様が主祭神祀られているというわけです。
お稲荷さんといえば当初は五穀豊穣の神様として祀られていたわけですが、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能など今となっては様々な御利益がもたらされるようです。
有名な千本鳥居ですが実は山全体に鳥居が奉納されています!
何度通っても千本鳥居の迫力と鮮やかさには圧倒されてしまいますが、鳥居が奉納されているのは千本鳥居のところだけではないんです。
なんと山全体に一万基以上がるといわれています。歩いて色々見て回ってみるのも面白いかもしれませんね。
お稲荷さんといえば狐ですよね?
伏見稲荷大社の境内ではたくさんの狐の像を目にします。全国の稲荷神社でも狐は有名ですよね。
狐は神の使いで様々なものを口にくわえています。
くわえているものにも意味があり、上の写真のように巻物をくわえているのは知恵の象徴であるといいます。
その他にも稲穂や玉、鍵など色々な物をくわえていますので一つ一つじっくり見てみても面白いかもしれませんね。
伏見稲荷大社へのアクセス
JR奈良線の稲荷駅で下車し、歩いてすぐ着きます。駅名も稲荷なのでわかりやすくて良いですね。
さいごに
あらためて見てみると、見所がたくさんあって面白いですね。千本鳥居ももちろん素晴らしいですが、細かく見ていくと新しい発見があるかもしれません。ゆっくり歩いて参拝しても2時間程度ですから、お近くにお立ち寄りの際はぜひ!