経歴詐称:東大卒カリスマ起業家中卒ニートの実態とは?

とんでもない経歴詐称男が話題に上りました。

東京大学を卒業して17の会社を起業したカリスマ実業家として数々の講演会でいっぱしの語り口、アップル社のスティーブ・ジョブズ並みのオーバージェスチャーで人々の目を引く一人の男性。

まさかその会場にいた人々はこの輝かしい経歴の持ち主がまさか経歴詐称中卒ニートだったとは夢にも思わなかったでしょう。

自分を東大生と思いこむ事でここまでそれっぽく語ることができるようになるとはよほど自己催眠に長けているのかもしれません。

しかしながら将来の事を真剣に考えている若者達を前にしてよくもまあここまでウソを並べられたものですね。

中には偉そうなことを言われた人もいると言います。正直今考えると「あいつ、ニートのクセに偉そうに言いやがって。」と思っているに違いありません。

東大卒・17企業に関わった起業家・トルコ親善大使...どれも真っ赤なウソなんです!この中卒ニートの過去とは?

結局ウソを並べていてもしっかりとした知識がないと必ずボロは出るわけで、講演会の内容なんて聞いていても大したものではありません。

ただその経歴のおかげで皆真剣に耳を傾けてくれるのです。

ただの中卒ニートが講演会を開いても誰も相手にしてくれません。

数々の会社の顧問を務めさらにはトルコ親善大使の肩書きも語っていたと言います。

トルコ大使館では「トルコ親善大使をそのようなの方に与えたことはありません。」と完全否定しています。

どこからこのような発想が生まれてくるのでしょう。

ある意味すごいと思います。

この能力を他で生かせば良いものをこの経歴詐称中卒ニートの人は一体何をやっているのでしょうか。

信じ込ませるための演出もあります

「僕は少し昔のことを思い出しました。僕はマレーシアで働いていた時の事です。」

と言って出てきたのはよくわからないマレーシアの方のコメントです。

「彼と働くことができて本当に良かった。今までの価値観を覆されたよ。そして一番得られたことは日本文化を知れたことだよ。」

まるで海外でものすごく人の人生を左右するような事を行ったかのような映像。

そして最後に「そんな彼は本当に会社辞めて日本語を勉強して今僕の会社で働いています。」とまるで会社の経営者のように語れば聞いている人々にとっては「ああ、この人はすごい人なんだな。」なんて思ってしまいますよね。

全てペテンだったのに...

どこから経歴詐称が発覚したのか?

経歴詐称を告白したのは何と本人なんです!

自分から進んでというよりは他人に指摘されてですけどね。

指摘されて約1時間20分後にはTwitterにおいて告白したのです。

東京大学卒業イスタンブール大学部に所属していたことなどの経歴は全て偽りのものだったと、ただの中卒ニートだったと経歴を発表したのです。

少しは後ろめたい気持ちがあったのでしょうか。もう隠しきれないとでも判断したのでしょう。

あっけない幕引きとなりました。

今まで彼を信じていた人達にとってはかなり騙された感があると思います。

経歴詐称を指摘した人は在学中一度も姿を見てないことや学部学科を公開しないことまた卒業論文研究室の所属履歴をないことから男性の存在を疑問に思ったということです。

経歴詐称男の過去とは?

高校時代の同級生によると男性はごく普通の目立たない生徒だったと言います。 体中に墨を入れてバイクで走り回るというタイプだったと本人は語っていたそうですが、そういうのは全く事実無根で不良グループでもなければただの明るいたけのキャラクターだったそうです。

彼の悪いエピソードはお友達のノリに合わせて女子高に侵入したとかそれ位のものだったそうです。同級生の話によると高校3年の時に退学しその後連絡が途絶えたと言います。退学してからは家に引きこもりで後は親の金で遊んでいたという話です。

その後彼は北関東を離れ東京の私立大学に通っていたそうです。その大学は東大と道路挟んで目と鼻の先でした。過去のTwitterには東大ではなく別の大学を通っていることを明らかにしていました。

その大学を選んだ理由も

「○○大学なら遅刻してもいい。どうしても最初から聞きたい授業ないんだよね。」という単純なことです。

そんな時そのような彼に興味を持ってくれた東大の学生が会いに来てくれたことがきっかけで東大生との交流を持つようになり自分も東大生のような振舞いが目立つようになりました。

Twitterにも「東京大学にてセミナーを行います。」とか「今日は学園祭で東大にいます。」とかいかにも東大生であるかのようなツイートを繰り返していました。

経歴を詐称しても罪に問われないのか?

経歴詐称することは法的には問題ないのでしょうか?

刑事裁判になった場合は社長をしていた経歴を元にした講演等で金銭を得た場合には詐欺罪で9年以下の懲役となる可能性があります。

民事裁判なった場合には詐称した経歴が契約の重要なポイントでアドバイザー契約をした企業が助言により損害がを出したら損害賠償請求の可能性もあると言います。

さいごに

経歴詐称男性が人気を集めていた理由は就職せず在学中に起業したい学生が今増えているそのためです。話してを見極めず成功例を知りたがるというニーズが多いため人気を集めていたのではないのではないでしょうか。

経歴詐称を告白していた男性とアドバイザー契約していた企業は本人と連絡がつかず戸惑っているそうです。この経歴詐称男は人を信じ込ませることが得意だったのでしょうね。

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