政府は2019年の元日から新元号を導入する方向で検討に入った模様です。
今までは元号が変わる時といえば天皇がご逝去された場合のみであったのですが、今回のように現天皇が存命中に元号が変わるというのはありませんでした。
そのような皇位継承時にしか元号が変えられないと書いてある元号法ができたのは昭和の事ですが。
それは皇室典範で定められていて存命中に元号が変えるとすると皇室典範自体を改正する方法が検討されてきました。
しかしながら今回決まったのは「特例法」の成立です。
ということは現天皇だけは「特別」に退位できるとなったということです。
次の天皇からは存命中は元号は変わらないといった従来通りのルールになるということです。
皇室典範自体を改正してその点はある程度融通を利くようにしておけばよいと思うのですが。
何か不都合があるのでしょうか?
そもそも天皇が変わるたびに元号が変えられると色々大変ですから、いっそ西暦に統一してもよいのでは
ないかとの意見もネット上では飛び交っています。
確かに銀行、郵便局や役所くらいしか元号ってあまり使わない気がしますから。
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元号が変わることよって起こる可能性がある不都合とは?新たな元号の決め方は?
「元日からの年号以降が最も国民にとって影響が少ない」と政府は言っているが
影響はたくさん出てきます。
確かに中途半端に7月からとかよりも幾分かはよいと思いますが。
元号が変わってもしばらくは慣れないので非常に使いにくいことが想定されます。
元号が変わる事による不都合
しかもカレンダーなどの印刷物はどうするのでしょうか?
かなり前から元号を発表してくれないと12月までには到底間に合いません。
カレンダーだけではなく元号を使用しているすべての印刷物及びデータを全て書き換える必要性が出てきます。
特にシステムエンジニアの方やプログラマーの方は昭和から平成に変わった時も大変な作業が必要だったそうです。
その労力を考えただけでも想像を絶します。
おそらく今回の元号変更でも徹夜の日々が続くことでしょう。
何せコンピューターに全てを依存している社会ですから。
またスーパーやコンビニでもレシートを変更したりと変わる前日は大変です。
政府としては半年以上前に発表するとしているようですが、それでは困る方々も多くおられる
のではないでしょうか。
せめて一年前には発表してほしいところです。
もうすでに一年は切っていますが、どうなることでしょうか。
今後の展開が気になるところです。
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元号の決め方は?
元号は何でもいいのかというと決め方にもしっかりルールがあるのです。
もちろん以前使われたものと同じではいけません。
元号の決め方のルール
- 国民の理想にふさわしい意味を持つ
- 漢字2文字
- 読みやすい
- 以前の元号やおくり名として使用されていない
- 俗用されていない
ちなみに平成は「内外、天地ともに平和が達成される」とう意味で生まれたそうです。
新たな元号はどうなるか見ものです。
個人的には「安」とう文字が入っているものが良いと思います。
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まとめ
元号を使用している国は日本だけであり、これだけ国際化が進む世界においてその存在価値は疑問視されていますが、日本独自の文化であり守られていくべきだと思います。
何でも世界に合わせるといったことが最近多すぎる気がします。
ただ元号が変わるたびに不都合が発生するようでは無くした方が良いという意見も増えてきますので、政府には早々と発表してくれる事を望みます。
ネット上では2058年から来た未来人は「安始」になると言っていましたが、当たったらすごいですね。
今後の展開に期待が膨らみます。
国民に親しみやすく長く愛される元号が定められると良いですね。
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