寒い季節になってくると全国各地で猛威を振るうインフルエンザ。
毎年、感染者数はウナギのぼりになりパンデミック状態の日本列島になるのは恒例です。
今年も小学校や中学校などで少しずつ発生しているようです。
インフルエンザの感染力は非常に強く、わずかな接触でもすぐに感染してしまいがちです。
いかに感染しないかという事が非常に大切になってきます。
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今回はインフルエンザの予防効果を高める「緑茶うがい」と「歯磨き」についてご紹介します!
予防法としてすぐ思いつくのが「うがい」「手洗い」「ワクチン」「人混みに出ない」「マスク着用」といったところでしょうか。
最近、厚生労働省ではインフルエンザ予防については「うがい」を推奨していません。
何年か前までは確かに推奨していたように思いますが。
「なんで消えたの?」と思いますよね。
というのは「うがい」についての効果が分からないからだそうです。
水でうがいをしようとも結果的に差が見られなかったということです。
「うがい」よりも細やかな水分の摂取の方が効果的ではないでしょうか。
ただそのデータとして効果が無かったのはあくまでも「水」でのうがいです。
効果的な「緑茶うがい」の有効性とは?
皆さんはうがいをする時は何を口に含んでいますか?
水?うがい薬?塩?
水、塩はインフルエンザ予防に関しては効果がありませんが一般的な風邪予防には効果があるそうです。
うがい薬に関しては予防を目的とするものではなく治療目的です。
常在菌まで殺菌してしまう場合もあり、日ごろのうがいには適しません。
そこで注目されているのが「緑茶うがい」です。
静岡県立大学薬学部の研究でデータが出ています。
特別養護老人ホームの入居者80代の男女に一日三回「水」と「緑茶」でうがいをしてもらい比較したようです。
水の場合のインフルエンザの罹患率は約10%ほどに対して、緑茶うがいを行った場合は1.3%という結果がでています。
およそ10倍ほどのすごい差がありますね。
その後継続的に緑茶うがいを行ったところ3年間で罹患率が大きく低下したそうです。
ですから「緑茶うがい」は非常に効果的といえるでしょう。
緑茶うがいのポイント
- お茶の濃さはさほど関係ありません。濃ければよいということはないようです。
- 回数を多くしましょう。一日一回ではなく3回程度は行いましょう。
- 口から吐き出さなくて、飲んでもよいです。
- うがいは大変という方はこまめに緑茶を飲むとよいでしょう。お茶にはカテキンが含まれていますから、それ自体にインフルエンザ予防効果があります。
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歯磨きがインフルエンザ予防に役立つ理由とは?
歯磨きは毎日行う口腔のケアです。
でも歯磨きでインフルエンザ予防になるのは何で?という疑問が生じますね。
歯磨きをしないでいると口腔内に口内の細菌から出る酵素であるプロテアーゼが増えます。
そのプロテアーゼがインフルエンザウイルスの粘膜への侵入を容易にしてしまうのです。
プロテアーゼをいかに少なくするかということが大事になってきます。
一番大事なのはしっかり歯を磨くということです。
しっかり歯を磨くとはどういうこと?
- 一か所につき20回以上ブラッシングを行います。
- 最低でも10分以上は磨きましょう。
- 歯間ブラシで歯の間の歯垢を除去しましょう。
- 寝ている間は唾液の分泌量が減るため細菌の増殖が多いので特に夜はしっかり磨きましょう。
- 歯ブラシは一か月に一回は交換しましょう。古い物は歯垢除去率が大幅に低下します。
- 舌の細菌も多いので専用のブラシを使って磨きましょう。
- 朝は口腔内の最近が非常に多いため、すぐ磨きましょう。起きて、そのまま朝食を食べると大量の細菌を体内に食物と一緒に取り込むことになりますので注意が必要です。
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まとめ
インフルエンザの予防に関してはやはり基本を押さえつつも、こういった「緑茶うがい」や「歯磨き」などを取り入れることによって更なる効果を発揮することでしょう。
ちなみに緑茶は紅茶でも代用できるそうなので緑茶に飽きたら紅茶という手もあります。
インフルエンザを予防して快適に冬を満喫しましょう。
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