様々な対策が取られているのにも関わらず世界的に環境問題が深刻化している現実があります。
日常生活を送っているだけでは全然気にならないので普段は環境汚染なんて言葉は頭の中にはほとんど浮かんでこないのではないでしょうか?
しかしながらその環境汚染の影響が身近に感じられる状態になった場合はどうでしょう?
最近では異常気象が多発して日本のみならず世界的に被害が多発していますよね。
また大気汚染による酸性雨の問題なども心配されています。
酸性雨も見た目はただ雨なのでさほど気にならない事ですが、酸性雨を浴びると頭がハゲるという事を聞いたことはないですか?
そうなってくると酸性雨もかなり身近で危険なものになってきます。
空から襲い掛かる酸性雨の恐怖!酸性雨は身体を溶かしてしまうほどの危険なものなのか?
工場などから出た煙や排気ガスに含まれている窒素酸化物や硫黄酸化物などが酸素や水と反応し、濃度が薄まります。
それが雨として地上に降り注ぐのが酸性雨と呼ばれます。
本当に勘弁してほしいものですが、工業などが発達する過程と避けては通れないものです。
日本では排ガス規制などが厳しく、昔に比べればかなり減ったと思いますが、お隣中国では今も有害物質をバンバン出しているのです。
それが風向きによって日本に飛来することもありますよね。本当に困りますね。
中国の影響で頭がハゲたら皆で弁髪にでもしましょうか。(冗談です。)
通常の雨は弱酸性なんです!家庭で使う水道水のpHは?
酸性雨は恐い、酸性雨は恐いと言いますが通常の雨も弱酸性なのです。
純水は中性でpH7ですが大気中には二酸化炭素などがあり、それが水に溶かされて地上に降ってきたものが雨ですからどうしても弱酸性になります。
酸性雨は酸性度がpH5.6より低いものとされています。
気象庁によると酸性雨は
気象庁HPより引用
物質の酸性、アルカリ性の度合いの指標として一般に水素イオン濃度指数(pH、ピーエッチまたはペーハー)が用いられており、酸性度が強いほどpHは低くなります。純水(中性)のpHは7ですが、降水には大気中の二酸化炭素が溶け込むため、人為起源の大気汚染物質が無かったとしてもpHは7よりも低くなります。大気中の二酸化炭素が十分溶け込んだ場合のpHが5.6であるため、pH5.6が酸性雨の一つの目安となりますが、火山やアルカリ土壌など周辺の状況によって本来の降水のpHは変わります。
pHとは皆さんご存知のとおり酸性・アルカリ性の程度を表している記号です。
pH7が中性でpH1に近づくほど酸性度が増し、pH14に近づくほどアルカリ度が増します。
気になる水道水のpHは 5.8〜8.6が基準とされています。酸性だと水道設備の腐食がありますから中性付近の基準となっています。
酸性雨はpH5.6以下ですから、そんなに変わりませんよね。
ちなみにレモンはpH2.5なのに全然危険なものと認識されていません。強い酸性のレモンの果汁が髪についてもすぐにはハゲませんよね。
ですから少しばかり酸性の雨を浴びた位でハゲるといったことはまずないといえるでしょう。
さいごに
今後環境汚染がさらに進めば、頭がハゲるどころか著しい健康被害を被る可能性があります。あくまで頭がハゲることがないというのは現段階においてです。ですから一人一人がそうならないために少しずつ努力することが大切です。