「やった~今日は半ドンだ~」
なんて言葉は最近はあまり耳にしなくなってしまいましたが、よく考えてみると半ドンという言葉ってどういう経緯で使われるようになったのでしょうか?
今の若い世代の方々にとってはもしかすると知らない方もいらっしゃるかもしれませんね。
半ドンって何?半ドンという言葉はどうやってできたの?
最近半ドンってあまり耳にしなくなったと思いませんか?
確かにひと昔前は盛んに使われていた言葉だと思いますが今はもうめっきり使われなくなりましたね。
簡潔にいうと
半ドン=半分休み
という意味です。
今では半休というのでしょうか。
「半」は半分の意であるのは何となくわかりますが「ドン」って何?と思いますよね。
ドンというのはオランダ語の「zondag」に由来しています。
よくある日本に来て訛って使われるようになったものの一つであり日本では「ドンタク」と呼ばれるようになりました。
ですからオランダで「ドンタク」といっても通じないので注意してくださいね。
そのzondagですがオランダ語では休日を意味します。
ですから午前中で仕事や学校が終わりの時において
半分ドンタク⇒半ドンと略されるようになったのです。
現在では学校といえば週休二日(土日休み)が当たり前になっていますが、1991年までは土曜日は毎週午前中だけ授業が行われていたのです。
1992年から第2土曜日だけが休みになり、その後土曜日の休みが少しずつ増えていき2002年に土曜日が完全に休みになりました。
当時学校が土曜日休みの時は半ドンという言葉はよく耳にしました。
1994年生まれの人が小学一年生の時に土曜日授業が行われた最後の年となりました。
でも小学一年生の記憶なんてほぼ無いと思いますが...
1980年代までは官公庁も半ドンだった!?
今はお役所と言えば土曜日休みが当たり前ですが土曜日仕事をしていた時代もあったのです。
土曜日営業してくれていると、各種手続きが仕事を休まずに行くことができるため重宝したのですが。
完全週休二日制になってからは半ドンという言葉が消えたように感じます。
たとえ半日で仕事を切り上げて帰る時も半休っていう場合が多いのではないでしょうか。
今でも半ドンの名残が...
この半ドンの名残があるのが医療機関ですね。
土曜日に通常通り診療している病院を見つける方が大変になってきます。
しかも週中の水曜日や木曜日までも半ドンの所が多いのです。
調子悪くて病院に行ったけど休診だったという経験をされた方も多いはず。
まとめ
半ドンという言葉自体はほぼ死語になりつつあります。
その言葉を聞くとすごく懐かしく思えますから、どこかでふと聞くと半ドンという言葉が存在していた当時の思い出が蘇るかもしれませんね。