株式会社コタベは山口県下関市にある化学薬品の専門商社です。
その倉庫から何と猛毒である「シアン化ナトリウム」1キログラムが無くなってしまったそうです。
シアン化ナトリウムは青酸ソーダとも呼ばれています。
管理は厳重にされていたようで鍵もかかっていたそうです。
それなのになぜ?
窃盗なのか何かの手違いなのか?
発見されることを願うばかりです。
何せ5000人分の致死量に相当するようですから悪用されると大変な事態になります。
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大変危険!シアン化ナトリウムの毒性とは?
シアン化ナトリウムは普段は鉱石から金や銀、銅などのめっきの際によく使われます。
金属加工などの業種などではよく目にする薬品であるといえます。
製品としては液状であったり濃縮されたり、冷却固化されるようです。
しかも価格が安く、大量に生産できるので幅広く使われています。
毒物及び劇物取締法で規制されている薬品であり、200mgから300mgの摂取で死の危険性があります。
細胞の呼吸作用を阻害し、細胞死に陥らせるシアン化ナトリウム。
昔、地下鉄サリン事件で一躍有名になったオウム真理教の関連施設からも大量に発見された薬品です。
ほんのわずかで生命を危険に晒す超危険な薬品であり毒物及び劇物取締法で管理が厳しく定められています。
今回の件でも厳重に管理されて施錠には特に異常は見つからなかったそうで、そのような状態でどうやって無くなるのか疑問を生じるところです。
31日の午前10時頃に従業員が無くなっているのに気づいて保健所に通報したそうです。
そんな毒物が世の中に出回ってしまうかと思うと本当に恐怖を感じます。
人の集まる所でばらまかれでもしたら恐ろしい事態になりますから。
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まとめ
窃盗などされてどこかに転売されたり、テロなどに使われる事を想像すると恐ろしいですね。
どうにか発見されるとよいですが。
管理基準がしっかり守られた上で保存されていたならば、だれかの悪意によって盗まれたとしか思えませんが。
手違いでいつもと違う所に置いてあったとかであってほしいものです。