新入社員にとってはかなりのプレッシャー!?
TELハラとは?
ここ最近では何でも~ハラというような言葉が生み出されています。
自分では何気なく言った一言や行動が「~ハラだ!」なんて言われてとんでもない事にもなりかねないので注意が必要です。
セクハラやパワハラは普段からよく耳にする言葉ですから聞き慣れていますが(本当は聞き慣れたくはないですが...)今回ご紹介するのはTELハラというものです。
そもそもハラスメントとは
嫌がらせ(いやがらせ、英: Harassment)とは、他者(特定、不特定多数を問わず)に対し、不愉快な気持ちにさせることや、実質的な損害を与えるなど、不快感を与える行為の総称であり、ハラスメントとも呼ばれる。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用
ということとされていますが電話でどういったハラスメント行為があるのでしょうか?
TELハラは電話で相手から叱責を受けることではありません!
新入社員は電話対応もままならず相手からとんでもない言葉を浴びせかけられるのがTELハラかといえばそうではありません。
電話に相手方の対応についてではなく、あくまでもこちら側に問題なのです。
簡単にいうとTELハラとは
「電話対応もきちんと教えられてない新入社員に先輩や上司が無理矢理電話対応を押し付けること」
ということなのです。
電話に慣れていない世代なので電話を出ること自体に緊張してしまいます。
新入社員がそれをストレスだと感じてしまい、しかも周りで先輩が聞いていると思うと気が気ではいられなくなってしまいます。
しかも電話対応なんて教えられていないから、きちんとできるはずもなく後は怒られるのみ...
先輩方からすると「何回もやっているうちにできるようになる」とか「どうせ新人なんだから何もできないでしょ、電話番くらいやりなさいよ」という感覚なのでしょうが、しっかり教えられていないからできなくて当然です。
それについて「何でできないんだ?」とチクチク言うのはおかしいですね。
TELハラにならないために
あらかじめマニュアルを作って電話対応の研修などをしっかりと行うことで防ぐことができるのではないでしょうか。
上の世代の方々にとっては電話で話す事なんて何とも思わなかったでしょうが、若い世代は違います。
その若い世代にいきなり電話対応をしろなんて言ってもできるはずがありませんから、丁寧に研修を行うべきなのではないでしょうか。
電話対応をできるはずもないのに無理矢理やらせて後からチクチク言うのはお門違いで、若い世代の人からするとTELハラ(テルハラ)にとらえられてもおかしくはありません。
さいごに
電話はお客さんとのコミュニケーションをとるツールの一つとしてすごく重要です。
ですから新入社員でも気持ちよく電話対応できるようにしっかりと研修を行うべきですね。
ストレスを抱えたまま電話対応をするようでは相手方にぎこちなさが伝わるでしょうし、不安感が生れるかもしれません。
日本の会社では電話対応について新人の登竜門的な要素があるのかもしれませんが、今の若い世代にはそういった上の世代の常識が何でも通用するかと思ったらそうではないことを留意しておくべきかもしれませんね。