オリンピックの開会式入場順一番は発祥の地ギリシャです!

B!

四年に一度開催される歓喜と感動を与えてくれるスポーツの祭典オリンピック。

毎回すごく感動的なシーンが多くて、どの競技もひと時たりとも目が離せません。

その開会式を見ていて毎回ギリシャが一番最初に入場してくるということをご存じでしょうか?

なぜギリシャが入場順番が先頭になるのか?

それはギリシャがオリンピック発祥の地であるからなのです。

どのような背景からギリシャで古代オリンピックが開催されたのでしょうか?

現在の近代オリンピックとは全く異なる古代オリンピック

今4年に一度行われているのが「近代オリンピック」ですが、その前身となったのは古代ギリシアで行われていたオリンピックである「オリンピア祭典競技」です。

その古代ギリシアで行われていたオリンピックを「古代オリンピック」といわれます。

紀元前9世紀頃に始まったとされますが、確実なことではありません。

現在の近代オリンピックは世界のスポーツの祭典的なイメージが強いですが、古代オリンピックはかなり宗教色が強かったようですね。大会の規模も大きくなり少しずつ報奨金が上がるにつれ、不正も横行するようなとんでもない行事になっていったようです。

神様達を崇めるための神聖なるスポーツの競技会が人間の欲望が溢れるものに成り下がってしまったのです。ですが規模は拡大するばかりで参加人数は増えていきました。

ただギリシア全土から多数の参加者が集まる宗教色が強い大会であったので、戦争を中断してまでオリンピアに駆け付けなくてはいけないということから、神様が戦争を中断させてくれたという意味では神聖なるものだったのかもしれませんね。この大会のために約3か月もの間休戦状態になるのですから、神の力は偉大なのです、きっと。

結局はローマ帝国がギリシアを支配してテオドシウス帝がキリスト教をローマ帝国の国教と定めました。ということは人々はオリンピア信仰からかけ離れてしまったのです。このような状態になり悲しいことに古代オリンピックは終了することになってしまったのです。

それまで数々の戦いが起ころうとも続いていたものが終わってしまうとは...国の宗教が変わるだけでこれだけの違いがあるなんて日本人ではあまり想像がつきませんね。

1896年古代オリンピックがアテネで近代オリンピックとして堂々復活!

古代オリンピックが終わってかなりの時間が経過して、なんとオリンピックは復活したのです!

当時はまだ先進国しか参加できないような大会だったようですが、記念すべき第1回近代オリンピックということになりますね。

当然第1回大会はギリシャで行われました。

この大会を第1回大会として今のオリンピックに発展してきたのです。

さいごに

オリンピックは世界平和という大きな目標を掲げ、スポーツを通して各国の親睦を深める非常に良い機会を設けてくれています。

 

 

 

最新の記事はこちらから