県営荒瀬ダム:国内初!ダム解体作業完了

ダムといえば谷や川を人工物でせき止めて水の流れを止めることで治水目的や利水目的として建造されたものです。

日本国内でもたくさんあるので知っていることでしょう。

実物は見たことなくてもテレビや新聞または資料などで紹介されていることも多々あるかと思います。

ダムの有用性(水力発電はクリーンな発電で二酸化炭素を出しませんとか生活用水や工業用水を確保するために必要です等)が盛んに紹介されていますが良いことばかりではないのです。

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県営荒瀬ダム解体により球磨川が自然本来の流れに戻る!ダムの解体って珍しいの?ダムが自然界に及ぼす影響とは?

国内には国土交通省が管理しているダムは128ダムあり、管轄外を含めると3,091ダムもあるといいます。

ということは3,091か所でダムにより川や谷がせき止められているということです。

石淵ダムは128ダムのうち一番はじめに建設されたダムであり昭和28年に完成したようです。

かなり老朽化が進んでいることでしょう。

ダムの解体は何と3,091ダムあって全国初です!

今回撤去されたのは熊本県八代市坂本町の県営荒瀬ダムで昭和30年に発電用のダムとして建造されたものです。

しかしながら水底の汚泥の量が増え十分な貯水ができなくなり住民からの要望もあり撤去が決まったそうです。

その撤去作業には何と5年もの歳月を要したそうです。

それがようやく3月27日の撤去記念式典をもって完了したわけです。撤去にも式典が開かれるというのは驚きですけどね。

確かに発電用のダムであればほとんどを火力発電に頼っている日本にとっては撤去されてもそんなに支障はないと考えられますし、どうやら貯まっている水からもメタンガスが発生して環境汚染につながることも分かってきたそうですから、発電能力の落ちたダムはどんどん解体した方が良いと思います。

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ダムの建造は自然にとってはまさに天災レベルの災害のようなものです

人間にとっては生活に必要な水を確保したり、洪水を防いだり、発電をしたりと都合の良い施設ではありますがそこに元々住んでいる生物にとってはただの水没です。

人間にとっても都市部の人にとっては関係はほぼ無いといえますが、その谷間に住んでいる人達にとっては立ち退きを強制されて生まれ育った土地を離れざるを得ない状況に陥った方もたくさんおられるでしょう。

河川の生態系は破壊されますし、最近ではダムが土砂をせき止めているために海岸の浸食が激しくなっているとの事態もおきているのです。

土砂が山から川、そして海岸まで到達することにより海岸の地形は守られてきたのですが土砂が山から来ないということは海岸は波によって削られるだけですから海岸が浸食されるのは当然のことです。

さいごに

このダム撤去を皮切りに全国の老朽化が進んでほぼ役割を果たしていないダムが撤去されれば良いと思います。

今の状況ではとても自然と共存しているとはいえません。

ただ巨大な建造物を撤去するには巨額の費用が必要になってきます。

今回の県営荒瀬ダムの撤去作業においても約84億円かかっています。その財源をどこから確保するかが今後の課題といえるのではないでしょうか。

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